DreamShellはDreamcast上で動作するコンソールツールです。このツールを起動した後、同梱の各種ツールを動かしたり、別に制作されているエミュレーターを動かしたりする事が出来ます。
色々と、動いたり動かなかったりする様ですが、最近はあまり更新されていない様です。
2015年8月現在は、DreamShell 4.0 RC 3が最新版です。
DreamShellのダウンロード
公式サイトを訪れていただくと、CDイメージが3種類あるのが分かります。

基本的には、CDI Imageのダウンロードでいいかと思います。
+Boot Loaderは起動時にCDから起動するのか、SDカードやHDDが接続されている場合はそちらから起動するかどうかのブートメニューが表示されます。
SDカードから直接ゲームを起動するような場合に使用しますが、予めSDカードに同梱のデータをコピーしておいて起動できる状態を作っておく必要があります。
GDEMUが世に出る前はDreamShellを利用して、SDカードに保存したゲームを直接実行できるというのは、面白い使い方だったのでしょうが、GDEMUが世に出てしまった後は、直接SDカードをGD-ROMドライブと同等に読む事が出来るため、あまり食指が動く使い方ではなくなってしまった感があります。
ここでは、GDEMUのためのリッピングですので、通常版のイメージを使用します。
ダウンロードしたDreamShellはCDI形式のためそのままCD-Rに焼く事ができます。
Disc Juggler6.0の評価版を今でもダウンロードできるため、こちらを利用するのが簡単です。
DreamShellの実行
DreamShellをDreamcastにセットしギコギコと嫌な音を鳴らしつつ、DreamShellが起動したらGD Ripperを選択します。
GD Ripperの画面ではリッピング先として使用できるメディアにチェックが入るのですが、当方の環境では何のチェックも入らずに使えるSDカードユニットに制限があるのかな?とか少々悩んでおりました。jj1odmさんのSD RipではSDカードを認識するだけに余計(?_?)状態
ネットの情報を漁ってみると、同様の現象に悩んでいる人もいました(
Problems with SD Card Adapter and/or Dreamshell.)。
要約すると、DreamShellのSDカード認識は不安定。2GBのSDカードはダメだったけど、4GBはうまく行った。FAT32でフォーマットしてみて。Dreamcast起動時にSDカードを挿しておかないとダメ。32GBのSDカードで動いた…、、、等々、相性があるようです。
うちの環境では2GBのSDカードを4GBのSDカードに交換したところ、普通に認識しました。

ここのSDカードのチェックが入ったり入らなかったりで、認識に悩みました。
リッピングを開始すると、一見何の変化も無いようですが、SEGAの文字の色が変わっていきます。
GD Ripperによるリッピングはかなり時間がかかる様で、一般に4~5時間ほどの時間がかかるようです。
果報は寝て待てですね。
…と思っていたら、1分で終わった。。。できたファイルは17MBのISO。正常にリッピングできていなかった。LAST HOPEのリッピングはまだ続く…。。。
ちなみにこのDreamshell、作りこみはイマイチで、結構エラーでコケます。SDカードの認識も同じカードなのに出来たり出来なかったりで、不安定なツールです。