SEGA Saturn RHEA

SEGA Saturn用のCD-ROMドライブエミュレーター

公式サイト:GDEMU Revive your Dreamcast

GDEMU

Deunanさんが作っている、セガサターンのCD-ROMドライブをSDカードで代替するためのハードウェアです。
既存のCD-ROMドライブを外してこちらを取り付けます。詳しい事は公式サイト見てもらうといいですが、サターンのバージョンによりRheaとPhoebeのどちらかを使うかが変わります。
RheaはサターンのVA0、VA1のみ対応、Phoebeはこれ以降対応ですが、Phoebeはジャンパ設定等色々と複雑です。
サターンVA0、VA1の見分け方は、セガサターン wikiを見てもらうといいですが、型番:HST-3200がVA0、HST-3210がVA1と考えるとほぼ合っているかも知れません。
オススメはVA1で、日本では最も入手し易いと思います。グレーのサターンを購入するとVA1の可能性が一番高いのでは?VA0の方が上蓋に電源基盤が色々とついているので、ちょっとばかり面倒臭いです。

RHEAの入手は公式サイトで不定期に行われている通販、または、日本の販売代理店の三月兎での通販くらいしかありません。
公式サイトでは130ユーロ、三月兎では3万円程度(ユーロ円レートで変動あり)です。
私は、公式サイトからの通販で入手しました。通販が開始されると、注文フォームが現れますので、paypalアカウントと保有のサターンの種別VA0orVA1を記入して送信するだけです。
特にメールの返信があるわけでもないため、少々不安なフォームになっています。

送付パッケージはこんな感じ




RHEAの導入メリット

・リージョンの変更ができる
・1枚のSDカードに沢山のゲームを入れることができる
と言ったところでしょうか。
GDEMUと比べて、極端なメリットはありませんし、サターンエミュレーターSSFで結構そこそこプレイできるので、完全に趣味のレベルではありますね。


RMENUの導入

RHEAはSDカードに01~99(あるいは3桁もしくは4桁の数値でのフォルダ)を作成し、そのフォルダに1つずつファイルを入れます。
ファイルは日本語名称可です。
ただ、ファイルの選択が大変ですので、GDEMUのLinkからRMENUをダウンロードしてインストールします。
RMENUはSDカードの01フォルダに一式を入れ、SDカードのルートにrhea.iniを置いておきます。
rhea.iniの記述方法は、公式サイト参照
ファイルを入れた後に、01フォルダ配下のRMENU.exeを実行し、ゲーム一覧を作成してからRHEAに差し込みます。



サターンソフトのリッピング

公式サイトでは、disc Juggleを利用し、Advancedタブの「R-W(CD+G)」「PQ」「RAW read」をチェックして作成するのが最も良いとされていますが、当方の環境では、殆どのゲームはこの設定でリッピングでき、RHEAで使用できたのですが、一部のソフトはサターンのDiscと認識されませんでした。
その他の形式では、CloneCD(CCD+IMG+SUB)、Alchol52%(MDS+MDF)等が使用できるとの記述がありますが、CloneCDでもAlchol52%でリッピングしてもサターンソフトと認識せず、、、。
全てのソフトの起動を試したわけではありませんが、当方の環境ではダライアス外伝が動きませんでした。
セガサターンでの仮想CD-ROMドライブについてを見ると、ダライアス外伝は動いている模様。
ファームウェアが現在のものでは無さそうなので、ファームウェアのバージョンによるものかも知れません。
あと、うちの出たなツインビーヤッホー!DELUXE PACKも当初は読めず、再リップしたら読めましたので、Discそのものがおかしい(もちろん普通のサターンではプレイできるのですが…)かも知れません。
なお、RMENU上はきちんとダライアス外伝と認識されます。

2016/12/18 初稿